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医療問題弁護団

30年のあゆみ

日付:2007年11月17日

医療問題弁護団 30年のあゆみ

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医療問題弁護団は、2007年、創立30年を迎えました。
これを記念し、弁護団の30年間の歴史を「医療問題弁護団 30年のあゆみ」と題する冊子にまとめました。


巻頭言

創立30年にあたって

代表 鈴木利廣


私は1976 年に弁護士登録した。

時代は公害訴訟やスモン訴訟を注目していた。

そんな折りに、「医療過誤は構造的人権侵害」との位置づけで、渡邊良夫弁護士(初代代表) を講師とした学習会が開催された。患者側弁護士集団の斗いは、すべてがそこから始まった。

翌1977 年に、首都圏の弁護士が集まって医療問題弁護団(以下、医弁)が設立され、同様の弁護士集団は愛知・福岡・広島へ、そして1978 年から始まった年1 回の全国交流集会をもきっかけにして全国へと広がった。
1990 年には、患者側のナショナルセンターともいうべき「医療事故情報センター」も正式発足した。

問題意識は医療事故の温床ともいうべき患者の権利軽視傾向へと向けられ、患者の権利宣言運動、患者の権利法制定運動、日常的患者の権利擁護運動へと広がった。

他方、医療過誤同様、悲惨な薬害にも目が向けられ、薬害エイズ訴訟、薬害肝炎訴訟の弁護団活動も医弁から生まれた。薬害エイズの斗いは、日常的医薬品監視団体である「薬害オンブズパースン会議」の発足(1997年)に発展した。この他に、ハンセン病違憲国賠訴訟弁護団や薬害対策弁護士連絡会にも医弁団員は参加している。

2000 年ころから、研究活動は医療安全に関する政策提言(これまで15件)にも向けられ、新民事訴訟法下で始まった医療裁判改革にも積極的に関わってきた。

30 年を振り返って、創設時の予測をはるかに超えた、実にさまざまな活動に関与してきた。

時代はいま、患者の権利の確立と安全な医療の構築に、かつてないほどの大きな関心が向けられている。30 年を機に、新たな決意で望むことが求められていると思う。

「患者の心を心として」(渡邊良夫)、全国の同志とも連帯しつつ、更なる前進に努力しなければならない。

これまでの弁護士活動のすべての期間で医弁の仲間たちと共に活動できたことに感謝したい。


ごあいさつにかえて

幹事長 石川順子


この30 年間は、創設にかかわった団員にとっては、あっという間であったかもしれません。30 年前といえば、まだ生まれていなかった若手団員もいます。創立30 周年にあたり、弁護士登録後数年の若手団員を中心として、資料集め、年表の作成、歴代幹事長インタビュー等を行い、何のノウハウもないところから、押し寄せる医療被害の相談を受け、訴訟を提起し、医療における問題点を洗い出し、患者の人権と医療の安全を社会に訴え、さまざまな政策提言をしてきた先進団員の30 年間の活動を知ることができました。そしてその成果がこの冊子に結実しました。

この活動を支えてきたものは何だったのでしょう。ずさんな医療により、予期せず大切な家族の命や健康を突然に奪われた被害者の「もう同じ過ちを二度と繰り返して欲しくない」という心の奥底からの叫びに対する共感なのではないかと私は思います。
近年、多くの若手弁護士が入団し、平均年齢が急激に低下しました。30年間の蓄積には、さまざまな方法論やネットワークなど、若手団員がすぐに「使える」ことがあります。
しかし、30年間を受け継いで、さらに伝えていきたいもの、それは、「共感する心」です。この心こそが、患者の人権確立と医療の安全を目指した活動の土台になるべきものです。

30 周年を迎えた今年度、これまでのあゆみを振り返るとともに、専門家集団としての医弁の将来像を描く年としました。
「共感する心」を抱き、研鑽を積み、医療訴訟のみならず、医療現場への関わりや政策提言活動をとおして、すべての人の願いである医療の安全のため活動を続けてまいります。
そして、医療被害者、医療関係者、市民など多くの方々とともに、次の30 年を築きたいと思っております。

今後も医療問題弁護団をお見守りくださいますよう、また、医療安全のためにともにご活動くださいますようお願いいたします。

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